アロマテラピー(精油)/ 岡山市アロマ&エステニュートラルR 

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アロマテラピーって?
アロマな話2

アロマは『芳香』、セラピーは『治療』という意味で一般的には、芳香療法と呼ばれています。

植物のすばらしい香りを嗅いだり、マッサージなどに用いることによって、精神面と肉体面の両方に働きかけてくれます。外界の刺激は五感を通して脳に伝わります。その中でも臭覚というのはとても敏感です。エッセンシャルオイル(精油)の香りは、まず鼻の奥にある2枚の臭覚上皮という部分に突き当たります。ここに生えている2000万本という膨大な数の細かく短い繊毛によって、香りは催淫、調節、幸福、記憶、精神刺激、鎮静、元気、鼓舞 などに選別され、電気的信号に置き換えられ、臭神経を介して、それぞれが作する脳内の下垂体や視床下部などに伝わります。


このようにして脳内の器官が香りの刺激を受けると、ホルモンなどの分泌を促すという仕組みになっているのです。例えばラベンダーの香りであれば、脳内の縫線核という器官が刺激されることによって、セロトニンという神経系を沈める物質が分泌されます。その結果、リラックスできたり安眠できたりするのです。
アロマセラピーは現在、さまざまな活用が広がっています。特にヨーロッパでは盛んで、アスリート達の練習後の、アロママッサージや、プロスポーツ選手の心と身体のケアなど、多くの選手が利用しています。また、企業ではオフィスに香りを漂わせることによって、集中力アップや、従業員の健康を保ったりしています。医療の現場においても、イギリスではガン患者や老人に対するケアの代替療法として用いられたり、フランスでは、医師の資格取得にあたり、ハーブ医学の勉強が必須とされています。ここ数年で、日本でもさまざな分野での活躍が広がってきています。
しかし、ここで注意したいのは、アロマセラピーで使う精油(エッセンシャルオイル)は、薬ではないということです。あくまでも「効果がある」という範囲のものです。日本では、雑貨扱いとなっていますので、症状が重いと感じた時には、医師の診断を受けて下さい。それでも、アロマセラピーをオススメするのは、植物の香りによって副作用もなく症状を緩和できる可能性が高いからです。
例えば不眠の場合、睡眠薬を飲むよりは、ラベンダーの香りなどが好みの香りなら、ごく自然な形で眠りにつける作用を促します。自分にあった精油を選んで、補足的に楽しみながら行う療法として取り入れるとよいでしょう。関連リンク

歴史

アロマテラピーの歴史は紀元前300年頃までさかのぼります。古代では薬草(ハーブ)は薬、化粧品、宗教儀式にと多様されていました。エジプト人たちは、ミイラを作るときに防腐剤としてシナモン、シダーウッド、乳香などを使っていました。ミイラの語源であるミルラ(没薬)は特上のミイラを作る時に使用されました。また、古代ローマ人は入浴後に香油でマッサージをしていました。 中世ヨーロッパではアジアから輸入してきた香料が貴重なものになりました。また17世紀にイギリスでペストが流行したときには、消毒・殺菌作用のある乳香やコショウを焚いたといわれています。近世では薬草療法は人々の生活に深く入り込んでいたのです。そして近代になって科学薬剤が開発されると、薬草療法は衰退してしまいます。しかし、20世紀になってフランス人科学者ルネ=モーリス・ガットフォセによってアロマテラピーという言葉が作り出され、再び香りによる療法が注目され始めました。日本では1985年に、アロマテラピーの著名な研究家の第一人者ロバートティスランドの著書が翻訳されたのがきっかけとなって普及が始まりました。


精油(エッセンシャルオイル)って何?

植物の花、葉、樹皮などの部分から抽出された液体の芳香物質のことです。例えばユーカリは葉から、ジャスミンは花から、オレンジは果皮から、また精油は1本の植物からほんのわずかしか抽出することができません。        (ローズ)の場合、一滴を作りだすのに約30個分のバラの花びらが必要となってくるのです。ですから数mlでも数千円もする高価なものになってしまうのです。  しかし、100%天然の成分で作られたエッセンシャルオイルは、微量でも嗅覚や皮膚を通して私たちの体内に取り入れられることによって大きな効果を発揮します。精油は油?精油といっても実は油脂ではありません。よく間違いやすいのが、植物油と同じようなもの(オリーブ油、アーモンド油。。。。)と考えられてしまいますが、まったく別の物質からできています。精油の正体は、植物が作りだした有機化合物の集まりなのです。天然の科学物質が数十から数百種集まってできたもので、構造や働きによりいくつかのグループに分類されています。少し難しくなりますが、例えば、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステルフェノール、炭化水素など。。。。どのグループの成分どの程度含まれるかで、その精油の香りや働きに影響を与えます。100%安全?精油は植物から抽出した100%天然のものですが、すべての植物が人間にとって有益とは限りません。中には毒性を示すものもありますので、十分な注意が必要です。精油は、植物中にある場合に比べると、大変濃縮されているため十分な知識を持って取り扱って下さい。購入の際は、専門のスタッフにアドバイスをもらってから、購入するとよいでしょう。
≪精油の製造方法≫精油の製造方法にはその植物に応じていくつかの方法があります。最もポピュラーな方法は水蒸気によって精油を抽出する方法です。(水蒸気蒸留法)また、グレープフルーツなどの柑橘系は果皮に精油が含まれているので、機械で果皮に強く圧力を加えて抽出します。(圧搾法)いずれの方法も手間と時間のかかる作業なのです。

≪使用上の注意≫
◆精油は植物の有効成分が濃縮されたとても刺激の強いものです。決して原液のままでは 使用しないで下さい。必ずキャリアオイル(植物オイル)や水などで希釈して使って下さい。 量が多けれいいのではないので、決められた量で使用するのが効果的です。
◆妊娠中にはオススメできない精油もあります。 またお子さんへの使用も限定されます。(三歳未満の乳幼児には室内芳香ぐらいでとどめて下さい) 三歳以上の子供でも大人の量の二分の一以下にしましょう。
◆精油に似た合成オイルと混同しないようにしましょう。     アロマセラピーの目的で使用する精油は天然原料で抽出されたもので 合成のポプリオイルとは異質のものです。
◆精油によっては、光毒性を生じます。 ミカン科:ベルガモット・レモン、ビターオレンジ、グレープフルーツ セリ科: アンジェリカ、  クマツヅラ科: バーベナ などは、皮膚につけて、紫外線にあたると精油の成分(フロクマリン)が反応して かゆみ、発赤、しみなどの色素沈着が生じる場合がありますので、 外出前などの使用は避けましょう。


精油のいろいろな作用
(心身への作用)鎮静作用、鎮痛作用、消化・食欲増進作用、ホルモン調節作用、刺激作用、強壮作用、免疫賦活作用、利尿作用
(皮膚への作用)収斂作用
(アストリンゼント作用)、保湿作用
(エモリエント作用)
(細菌・ウイルス・虫など)殺菌作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗ウイルス作用、殺虫・虫除け作用     関連リンク

ケモタイプ・エッセンシャルオイルとは?

ヨーロッパの精油類の中にはケモタイプと呼ばれる精油が存在します。
精油採取植物には、属、科、品種が同じでも主要成分が異なる精油を含むものが見られますが、これらを「ケモタイプ精油」と呼びます。
特にヨーロッパのメディカルアロマテラピーでは、精油類を薬として捉えて使用しますので、非常に重要な地位を占めることになります。
では、何故同じ品種で精油成分の異なるものが存在するのでしょうか。
ケモタイプ精油の誕生にはいろいろの説があり、詳細は不明ですが、
植物は体内で葉緑体と光エネルギーがの恵を受け、二酸化炭素と水から簡単な糖類を経て多様な代謝物が作られ、最終的に二次代謝物として香り成分が生合成されてることが解明されています。

香りが身体に及ぼす3つのルート

・嗅覚からのルート
鼻→嗅上皮・嗅細胞→大脳辺縁系→視床下部香りを嗅ぐことで、芳香物質は、鼻の奥の臭粘膜の粘液に付着します。芳香物質は粘液に溶け込み、化学的情報が嗅毛で受容され、嗅細胞が興奮します。嗅細胞の興奮は嗅神経に電気的インパルスを引き起こし、電気的インパルスは嗅球(大脳前頭葉下面)に伝達されます。そしてこの匂いの神経情報は嗅球を経てから前梨状葉皮質、扁桃核、視床などを通って前頭葉の眼窩前頭皮質の臭覚野に達します。また、視床から大脳辺縁系へ到達した電気的信号は、視床下部に行き自律神経に影響を及ぼし、またその近くにある下垂体にも影響を与え、内分泌にも影響を与えます。このようにして、香りは私たちの心理的面や生理面に働きかけるのです。大脳辺縁系は、私たちが元気にたくましく生きる情動や本能と関わっているところです。現代は情報社会といわれていますが、私たちは視覚や聴覚からの情報に頼って主に大脳の新皮質ばかりを使う傾向があり、知らず知らずストレスをためています。植物の精油成分は嗅覚を刺激し、大脳辺縁系を活き活きとさせ、自律神経やホルモン、内分泌の働きのバランスをとって生きる力を呼び戻してくれるのです。

2・皮膚から血管・リンパ管へのルート
表皮→真皮→血管→リンパ管マッサージや、塗布、湿布などによって精油成分は、皮膚内に浸透し、皮膚に対して働きかけを行い、一部が身体の血液に入ってきます。そして精油の薬理作用が血液の循環によって、身体の各部へ運ばれ身体に影響を及ぼします。

3・呼吸器からのルート吸入
(鼻・口)→肺→血管吸入や芳香浴、沐浴、マッサージの時に吸い込んだ精油成分は肺を通じてわずかですが私たちの体内の血液に取り込まれ、身体に影響を及ぼします。血液中に取り込まれた精油成分は肝臓で分解され、分解された物のほとんどが腎臓で濾過され、尿中へと排出されます。その他、汗や呼吸の中や便の中にも排出されていきます。

☆もう一つのルートとして、消火器からの経路(内服する)がありますが、日本では認められていません。フランスでは一部の医療現場で、内服によって、消化器官から体内へ吸収させる方法もとられてますが、この方法は非常に精油成分の吸収率が高いので、危険も伴います。ですので、口からの摂取はしないで下さい。

これらの精油成分が身体に及ぼす影響はその精油を用いる環境やテクニックによって、またトリートメントを受ける人のそれまでの経験や、体質、ホルモンの状態、心理的状況によってばらつきがありますが、トリートメントの効果と精油の香りと薬理効果の相乗効果によって私たちの心と身体の両面にとてもよい効果をあげることができるでしょう。

アロマな話し 2 へ続く ・・・・・・アロマな話し2

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